Rio.014 『日曜工作ランド様式 万能作業台・トリマーテーブル』

■発端・構想

Rioの木工室には小学生のころから使ってきた学習机はあるのですが、ガツンガツン木材を加工できる作業台がありません。 クランプで木材を固定したり、天板を傷つける可能性のある電動工具を安全に使うためには、作業台は結構大事です。

先輩木工人諸氏は機能的な作業台をそれぞれ考案されています。Rioの知識では作業台が満たすべき条件もわからないので、 例によって習作とすることになりました。構造は、日曜工作ランド様の万能作業台 に習っています。ついでにトリマーテーブルも作製することにしました(^−^)

材料

天板には12mmのMDFを、脚は2バイ4、 両者の接着にL字金具を用います。トリマーテーブルも、12mmMDFから作ります。 使用工具は、電動ドリル、トリマー、ホールソーなどです。

■制作工程

ホームセンターで購入した材料を、カットしてもらいました。12mmMDFは結構な重さだったので、 運ぶのが大変でした… 作業台の天板部分を作っていきます。接合は、ダボと木工用ボンド。MDFは木ねじでの接合はできないとのことですが、 ダボで接着するのは平気だったのかな…今のところは支障はありませんが…
ベルトクランプでしっかり圧着し、Cクランプをつかって目違いを押さえています。これが作業台の枠組みになります。 こうして出来上がった天板の枠組みを2バイ4の脚とL字金具で接合します。これで、完成です(^_^)/ 上に天板を乗せれば作業台になりますし(マウスオンで天板あり、なし)、 枠組みのみならばクランプを使って木材を手ノコでカットしたり、 ジグソーで木材を切断するのに便利です。次に作るトリマーデーブルもこの枠組みの上に載せて、使用します。
トリマーテーブルの本体から作ります。高さを出すために、パイン材を貼り付けます。 裏側。トリマービッドが出る穴をホールソーで開けます。穴の周囲にある四角く描かれたスペースを トリマーで6mmほど掘り下げます。
トリマーテーブルの両端に、幅8mm、深さ1mmの溝を掘っていきます。ここには布メジャーを貼り付けます。 トリマーフェンスを位置決めするとき、両端のメモリを読めば正確な直角をだせる、という寸法です。 件の裏側の溝です。ここには、トリマーを保持するパーツが取り付けられています。接合方法は、ボルトとナットです。 天板表側から直径10mmのドリルビッドで深さ3mmの穴をあけ、そこから8mmの穴を貫通させます。 ここからボルトを通して、裏側からナットでしっかり固定します。表面の穴には10mmの木栓を埋めてあります。
トリマーテーブルのフェンスを作っていきます。まず、トリマービットが突出する部分の穴あけです。 480円で買った安物ホールソーで48mmの穴を開けます。「覆水盆に返らず」ですが、 ちょっと大きかったかな〜ときどき材料をスムーズに送れないときがあります。使用感を確かめて、 問題があるようなら改善策を考えることにします。 フェンスをトリマーテーブルに固定するのに、フォーポイントノブを使います。固定位置は移動するので、 細長い溝を掘らなければなりません。8mmのドリルビッドで両端に穴をあけて、トリマービッドで穴と穴をつなげます。これで溝が完成!
ジグは正確性が命!直角度をしっかりだせるように、フェンスを接合するパーツの直角度を しっかり確かめます。手ノコで切断した割には、差金も文句を言いませんでした(・∀・)/ フェンスの全景。左の溝に見えるのが、フォーポイントノブ(もどき)です。 しかしベルトクランプ便利だなー。しっかり圧着できないという否定的な意見も散見されますが、 Rioが求める正確性のレベル(かなり低いのは言うまでもないけど…汗)は満たしています。
溝に布メジャーをくっつけて、完成!長い棒は、システムバークランプとフェザーボードです。 オフコーポレーションさんで購入しました。システムバークランプはソーガイドのガイド(?)としても 使えますし、Rioにとってはかなり有用な道具です。フェザーボードは、木材が横方向に動かないように抑えるための ジグです。 トリマーテーブルを裏からみたところ。ほくほく(^−^)木材のめんどりや、溝掘りに大活躍してます! 特にRioはパイン材に5mmのチーク材を埋め込んでアクセントとする加工にハマってるので、 トリマーテーブルの出動要請が結構多いんです。

Data

■作品名   Rio.014 『日曜工作ランド様式 万能作業台・トリマーテーブル』

■作製時間  2010年6月10日 実働4時間

■費用    3500円

■本歌    日曜工作ランド様 『万能作業台・トリマーテーブル』

Rio番号

モーツァルトのケッヘル番号よろしく、Rioの作品の参照番号です。 家具、小物、木のおもちゃ、屋外作品、レザークラフト全てにつけている時系列番号です。 死ぬまでに、どこまでいくかな〜(^−^)

木工と安全

木工には色々な危険が潜んでいます。テーブルソーで指を切断するという類のドラスティックなものから、 小刀やノミで指を深く傷つけてしまう日常的に起こるもの(経験済み)まで。 安全を確保するための道具・装備・ジグをそろえて、木工を楽しみましょう。

制約下木工の流れ

Rioが直面している技術的制約、予算制約、時間制約下でのアマチュア木工

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