Rio.010 『カタカタ歩行器』

発端と構想

Rioがイギリス留学中に、兄夫婦に娘が誕生しました。そろそろ木のおもちゃを作りたかったので、 カタカタ歩行器を作ってプレゼントすることにしました。このとき、姪は9か月くらい。 ハイハイを始めるかどうかの時期だったので、結構タイムリーなテーマでした。
寸法や制作方法は、Rioが常々参考にしているDIYサイト、VIC‘s DIY様の『幼児用歩行器』 を参考にしました。家具作りのノウハウや、幅広いテーマの作品を紹介されています。とても参考になりますよ!

材料

材料は、廉価な1バイ4SPF材(@175円也!)を主として、米ヒバ丸棒、 この時点で電動ジグソーを持ってなかったので木の円盤8つ(@100円)、M8ねじ一本、ワッシャー4つ、 鬼目ナット4つ、でした。
なんでも舐めてしまう姪の健康を考えて、塗装は安全性の高い水性ニス(クリア)にしました。

■制作工程

今回のテーマでは、本体前部と後部において木をはぎ合わせるので、直線性がとっても大事です。 いつものように、ホームセンターでカットしてもらいました。 本体後部用の材料には、断面に角度をつけます。加工は、ソーガイドFで行いました。 同様の加工をした隙間収納の天板よりは切断する長さが短かったので、直線性を出すのは容易でした。
角度をつけた断面を接合するとこのようになります。VIC‘s DIY様では難易度を落とすために、 接合が直角のみで済むバージョンも紹介されてましたが、頑張ってチャレンジしてみました(^_^)/  この後、接合部をカンナとやすりで削り、自然な丸みを出しました。 前面は直角接合です。接合面にはダボを埋め込んであります。この後、前面をカンナで削り 自然な丸みが出るように加工しました。カンナをうまく使えないので、ここはかなり苦労しました…汗 木目はしっかり考えてるんですが、節があったりすると、もうRioではどうすることも…涙
側面のパーツです。手ノコで製材し、トリマーでめんどり。車軸を通す穴を、20mmドリルビッドで開けました。 真ん中に見える穴は、カタカタからくりの支点となる、M8ねじを固定するための穴です。 いきなり塗装です☆ このテーマ作成時は、写真を撮る意識が希薄で工程がかなりすっ飛んでます。Rioの未熟な腕では難しい加工が たくさんあったので、いっぱいいっぱいだったんでしょう…。何しろ車を作ってるので、車軸の水平度、 車輪の回転精度、カタカタからくりの動作状況、剛性のテスト…etc いやでも楽しかった!
両面の塗装が必要な場合は、よくこのように木材を保持します。 作品完成後見えなくなる個所に、木ねじを打つのです。こうするとパーツに触れることなく 両面を塗装できるというわけです。しかし、本当に写真少ないなー。もっと取っとけばよかった…。 完成!全体の組み立てには、歪みに注意しながら、クランプ類をフル活用してガッチリ圧着します。 さもないと、使用中に壊れてしまう可能性がありますから… 童心(?)に帰り、Rio自ら何度も カラクリの動作をチェックし、力を加えて剛性のチェックをし、プレゼントしました。3つの動く棒の先端には、 マグネット式の人形をセットすることにしました。

Data

■作品名   Rio.010 『カタカタ歩行器』

■作製時間  2010年5月12日〜5月15日 実働6時間

■費用    1250円

■本歌    Vic`s DIY様 『幼児用歩行器』

Rio番号

モーツァルトのケッヘル番号よろしく、Rioの作品の参照番号です。 家具、小物、木のおもちゃ、屋外作品、レザークラフト全てにつけている時系列番号です。 死ぬまでに、どこまでいくかな〜(^−^)

木工と安全

木工には色々な危険が潜んでいます。テーブルソーで指を切断するという類のドラスティックなものから、 小刀やノミで指を深く傷つけてしまう日常的に起こるもの(経験済み)まで。 安全を確保するための道具・装備・ジグをそろえて、木工を楽しみましょう。

制約下木工の流れ

Rioが直面している技術的制約、予算制約、時間制約下でのアマチュア木工

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